Huawei(ファーウェイ) P30 Proのレビュー
日本での販売が中止になりそうなHuaweiですが、Huawei P30 Proを1か月使ってみた感想などを書きたいと思います。
LEICA製カメラの性能が最大の売りではありますが、私はデザインやバッテリーの持ち、サクサク感、音質もかなり気に入ってます。
(そもそも私はLEICAについて知ってることは、ちびまる子ちゃんの友達のたまちゃんのお父さんが写真コンクールの賞品として授与されたLEICAを愛用しているということぐらいで、「良いカメラなんだろうな」というイメージを持っていた程度です、、)
ちなみに私は約20年間Sonyのケータイ・スマホを使用し続けており、Sony信者ですが、最後に使用したXperia X Performanceと比べ、このHuawei P30 Proはあらゆる点で次元が違いすぎです。。。
他サイトのレビューを見ていると、カメラ以外は残念というコメントも少なからずありますが、実際に使用せずにスペックだけを見てそのようなコメントしている方も多いと思います。
しかしながら、私が実際に使ってみた感想としては、「全体的にかなり良い」です。
また、機種変更を考えている人の多くは、少なくとも1年以上前の機種を使っていると思われます。
1年以上の前のAndroidスマホと比べた時、画面の大きさやサクサク感、指紋認証の精度に圧倒されることでしょう。
Huawei P30 Proの基本スペック
Huawei P30 Proの主なスペックは、下表のとおりです。
Huawei P30 Proのラインナップ
カラー |
左からAmber Sunrise、Breathing Crystal、Perl White、Aurora、Black このうちDocomo版は、Breathing CrystalとBlackだけ |
サイズ | 158×73.4×8.41mm |
画面 |
6.47インチ(OLED) FHD+ 1080×2340 |
重さ |
192g |
CPU |
Kirin 980 |
メモリー |
6GB+128GB(docomo版はこれ) 8GB+128/256/518GB |
バッテリー | 4200mAh |
カメラ (メイン) |
40MP(ワイドアングル) 20MP(ウルトラワイド) 8MP(望遠レンズ) TOF(3D距離画像センサー) |
カメラ (フロント) |
32MP |
オーディオ |
Dolby Atmos mp3,mp4,3gp,ogg,amr,aac,flac,wav,midi 32-bit/384kHz(ハイレゾ対応) |
イヤホンジャック |
3.5mmイヤホンジャック× (付属品にUSB Type-C用イヤホンあり) |
NFC |
〇 |
USB | |
充電 |
40W急速充電(30分で70%充電可能) 15W急速ワイヤレス充電 リバース充電対応 |
セキュリティ |
顔認証ロック 指紋認証センサー(画面埋込型) |
その他、詳細は公式サイトにてご確認ください。
HUAWEI P30 Pro Smartphone Specifications | HUAWEI Global
HUAWEI P30 Pro HW-02L | スマートフォン | 製品 | NTTドコモ
Huawei P30 Proの性能テスト
-CPUやバッテリーの他製品比較
続いてHuawei P30 Proの性能ベンチスコアを、ライバル機との比較で見てみましょう。
P30 Pro
|
Galaxy S10+
|
Xperia 1
|
||
パフォーマンス (Antutu) |
316,814
|
363,525
|
332,118
|
403,833
|
パフォーマンス (Geekbench) |
3,304
10,002
|
4,813
10,266
|
3,810
10,645
|
3,538
11,304
|
電池持ち時間 (GSMArena) |
100h
|
79h
|
130h
|
85h
|
カメラ (DxOMark) |
112
|
105
|
109
|
-
|
※Huawei P30 Proのパフォーマンスは自機(8GB+128GB)で計測、他はネット等の情報
※Geekbenchは上段がシングルタスク、下段がマルチタスクのスコア
ライバル機のチップセット(SnapDragon855)のパフォーマンスがP30 Proのチップセット(Kirin980)を上回っていることは明らかではあるものの、 それほど大きな差ではないように思います。
実際に使ってみた感じでも、まったくストレスを感じさせません。
なお、私はゲームをやらないため、そこまで大きな負荷をかけていないかもしれませんが、少なくとも以前使用していたXperia X Performanceでは非常に遅く感じた作業でも、P30 Proではサクサク進めてくれます。
Huawei P30 Proのここがすごい!
6.47インチOLEDの大画面
まず画面がデカい!そして流線形のボディが美しい。
動画の閲覧やネットサーフィンもストレスなく楽しめます。
そしてLouis VuittonのPhone Ringが映えます。
サポート・テレフォン ナノグラム - ファッション小物|ルイ・ヴィトン 公式サイト
史上最高のカメラ
もはや説明不要でしょう。
とりあえず撮った写真をアップしておきます。
↓はXperia X Performance。全然違いますね・・・
↓はXperia UL。いやいや・・・
高音質
スピーカー自体はモノラルですが、特にモノラル感は出てないと思います。。
32-bit/384kHzでハイレゾ対応なので、むしろ音質は相当良いと思います。
私はBoseのQuietcontrol30 wireless headphonesを使用しているので、ヘッドフォン自体はハイレゾ対応ではありませんが、基本的にCDをレンタルして非圧縮のwav形式で取り込んで聴いているため、音質は非常に良好です。
Bose Quietcontrol30 wireless headphones
https://www.bose.co.jp/ja_jp/products/headphones/earphones/quietcontrol-30/buy.html
大容量バッテリーと超速充電
4200mAhの大容量バッテリーは、1日(14時間程度)使用しても60%くらいは余裕で残ります。
※ゲームなし、ネットを1時間程度、音楽を30分程度の使用です
また、付属の40W対応チャージャーを使用すれば、30分で70%の充電が可能です。
本当にあっという間に充電することができます。
夜に充電し、朝までコンセントを繋げたままだとバッテリーの消耗が大きくなるため、朝起きて充電すれば、出掛けるまでには充電が完了してます。
顔認証・指紋センサー
顔認証対応のため、無駄にパスワードを打つ必要もありません。
ただ、夜の暗闇では認証できないため、指紋センサーを使うことになります。
指紋センサーは画面に埋め込まれています。
Xperia X Performanceの指紋センサーは、ちょっと汗をかいていたりすると全然認証してくれませんでしたが、Huawei P30 Proの指紋センサーの精度はかなり高いと思います。
Huawei P30 Proを使ってみて困ったこと
ゴーストバイブが止まらない!!
これにはびっくりしました。
私は無音のバイブの設定にしているのですが、何の通知もないのにバイブがウィンウィンウィンウィン頻繁に鳴りだすのです。
ネットでいろいろ調べたものの、原因は謎のままです。。。
ほぼすべてのアプリの通知を「バイブなし」に設定したにも関わらず、多いときは10秒に1回鳴るのが3分くらい続きます。
しょうがないのでサイレントモードにして、バイブも鳴らないようにしました。
ただ、アラームだけバイブが鳴るような設定にし、スリープ画面にメールやLineの着信通知が表示されるようにしているので、そんなに不便ではないです。
画面を長押ししてもウィジェットの編集ができない
Xperiaや他のスマホの多くは、画面を長押しするとウィジェットの編集画面になると思いますが、Huawei P30 Proの場合、いくら長押しし続けても何も起きません。
私は故障したと思い、スマホをリセットしましたが、結局長押ししても何も起きませんでした。
それは故障したわけではないんです。
正解は、親指と人差し指で画面をつまむようなジェスチャーをすること。
ちゃんとウィジェット編集画面が出てきます。
auのSIMでは通信はできるけど通話はできない
私は海外出張で使用することを前提に、バンコクでグローバル版を買いました。
日本に帰国したときにauのSIMを入れたところ、通信はできましたが、残念ながらどんなに頑張っても通話はできませんでした。
対応バンド表を見る限りでは、auのバンド領域にも対応しているのですが、、、
まぁ、ネットでいろいろ調べる限りでは、auのバンドがPHS等のバンドと混線する可能性があるようで、使えないようです。
なお、Docomo回線には対応していましたので、DocomoやDocomo系の格安通信業者では使えそうです。
Global版はNFC対応でもFelica(おサイフケータイ)は使えない
Huawei P30 ProはNFC対応なのですが、日本の規格であるFelica(おサイフケータイ)は非対応です。
Suicaが使えないのは痛いです。。。
とりあえず自動チャージ可能なANAのView Suicaカードを手に入れました。
Edyが使えないのも痛いと思ったのですが、どのみちコンビニなどではファミマTカードやローソンのポンタカードのようなポイントカードを財布から出すので、一緒にクレジットカードも出して精算すれば手間は変わらないですね。
※Docomo版はおサイフケータイ付きとのことですので、ご安心ください。
グローバル版はカスタマーサポートが日本語で受けられない
前述した長押ししてもウィジェットの編集ができない問題の際、Huaweiのカスタマーサービス系のアプリから、カスタマーサポートとチャットしました。
スマホの型番を伝えたところ、日本では未対応なので購入した国のカスタマーサービスに相談してくださいとのこと。
タイで買ったので、タイのカスタマーサービスを選択してチャットを始めたらタイ語で連絡がありましたが、「タイ語読めないので英語でお願いします」と送ったところ、そこから音沙汰なくなりました。。。
保証も現地でしか受けられない可能性もあるため、グローバル版を海外で買う際にはくれぐれもお気を付けください。
滴型ノッチがイヤだという場合
私はまったく気になりませんが、もし滴型ノッチがイヤな場合には設定で変えることができます。
設定→画面→その他の表示設定→ノッチ→ノッチを隠すを選択